故藤本義一さんの妻・藤本統紀子さん葬儀 生前の逸話続々…夫、二女の死、ケガにも見舞われた晩年

[ 2026年5月18日 14:23 ]

故・藤本統紀子さんの棺に入れられたぬいぐるみや写真
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 直木賞作家で2012年に亡くなった藤本義一さん(享年79)の妻で、13日に91歳で老衰のため亡くなったエッセイストでタレントの藤本統紀子(ふじもと・ときこ)さんの葬儀・告別式が18日、兵庫県西宮市の公益社西宮山手会館でしめやかに営まれた。喪主は長女の中田有子(なかた・ゆうこ)さん。

 祭壇の周囲にはカサブランカ、カーネーションが散りばめられ、壁ぎわには50本の真っ白な胡蝶蘭がズラリ。「白を基調に、母が好きだった青と紫の花を入れてもらいました」と有子さんが語った。

 統紀子さんが生前親しくしていたイラストレーター・成瀬國晴氏(90)、小説家・難波利三氏(89)、コシノヒロコ(89)、コシノジュンコ(86)らからの供花が並び、成瀬氏、落語家の桂福団治(85)、義一さんが司会を務めた日本テレビ系「11PM」で初代アシスタントを担った安藤孝子さんら約80人が告別式に列席。シャンソン歌手だった統紀子さんが家族との合作で18年にリリースしたCD「三つの絆」が流された。

 友人代表として成瀬氏があいさつ。40年前に藤本夫妻らと作った草野球チームの話、2人の馴れ初めも披露。「2人は学生時代に演劇をやってた。義一さんが“ツンツンした女がおる”と思ったそうで、統紀子さんは“あなた、芝居が下手だから物書きになったら”と勧めたそうです。それが直木賞につながった」と懐かしそうに振り返った。

 式場の雰囲気には「私が葬儀委員長を務めた義一さんの時と同じように白い花が並べられた。悲しい中にも皆さんに笑顔もあり、とても明るい素晴らしい式になりました」と語った。

 喪主として有子さんは「たくさんのエピソードをありがとうございます。賑やかなことが好きだった母も喜んでると思います」とあいさつ。しつけには厳しい母親だったそうだが、当初同居していた義一さんの母親とは「ギクシャクしていた」そうである日、統紀子さんが「小さな冷蔵庫に顔を埋めて泣いていた」のを見つけたそうだ。「向こうでは仲良くしてくれたらいいのに」と語った。生前の母を思い出して何度も涙を流し、あいさつは中断。参列者の涙をさそった。

 統紀子さんは19年秋に転倒して大腿骨を骨折。入院して手術を受けた。その頃から体が弱り始めたという。さらに2年前に次女の名子さん(享年60)が病死。統紀子さんは車イスに乗って喪主を務めたそうだが「名子を返して」と何度も叫ぶなど、相当落ち込んでいたという。この1年ほどは「名子はなんでお見舞いに来ないの?」と聞いてくることがあったそうだ。

 棺には統紀子さんの歌手として舞台で歌う写真、家族との写真、名子さんがプレゼントした犬のぬいぐるみ、統紀子さんの出したCD2枚、書籍とともに、好きだったビールと弁当が入れられた。法名は「情統院釋紀然」。 

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