宮川大輔「イッテQ」騒動後初の公の場で「反省して頑張る」 祭り企画休止は「ちゃんと聞いていない」

[ 2018年11月23日 05:30 ]

「…イッテQ!」やらせ疑惑発覚後、初の公の場で頭を下げる宮川大輔(撮影・郡司 修)
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 タレントの宮川大輔(46)が22日、都内で開かれたイベントに登場し、日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」(日曜後7・58)で自身が出演する祭り企画のやらせ騒動について初めてコメントした。「反省して頑張る」と話し、再出発に向けて前を向いた。

 ラオスの「橋祭り」、タイの「カリフラワー祭り」が実在しないと週刊文春が指摘。番組の疑惑が明るみに出て以来、初の公の場となった宮川は降壇する際、リポーターの呼びかけに足を止めると、神妙な表情で「本当にご心配をおかけして申し訳ございませんでした」と頭を下げて謝罪した。

 局は祭り企画の放送を当面休止することを15日に発表。過去の放送について「疑念がなくなるまで調査する」としている。

 宮川は世界各地に足を運んで、全力で挑んできた。活躍の場の一部を奪われてしまったともいえるが「僕は本当に元気です」と強調。不満は一切見せずに「これからスタッフと一丸となって、またみんなに笑っていただける番組にしていきたい。本当に反省するところは反省して、頑張ろうと思います」と再起を誓った。

 一方で、祭り企画の放送休止については「まだちゃんと聞いていない」と明かした。

 「いったんお休みして、その間にどうなるかですけども…」と一瞬困惑した表情を浮かべながらも「僕は信じております」と復活を願った。「降板はされない?」と聞かれると「頑張ります」と返した。

 ≪騒動の経過≫▼5月20日 イッテQでラオスでの「橋祭り」に宮川が挑戦する模様を放送

 ▼11月8日 週刊文春が橋祭りが存在しないとする「でっち上げ疑惑」を報道。日本テレビは報道内容を否定。企画は現地の制作会社の提案で、番組側がセットの設置や賞金の支払いはしていないとした

 ▼9日 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が同局に報告書の提出を求めることを決定

 ▼12日 イッテQに出演する出川哲朗(54)が「スタッフも大輔も頑張っているんです」と擁護

 ▼14日 日テレが謝罪コメントを発表。8日のコメントと一転し、番組の意向で制作会社が祭りの主催者になったり、賞金が支払われたとした

 ▼15日 週刊文春が別の祭りの疑惑、女性セブンが放送した116の祭りの検証を報道。日本テレビの大久保好男社長が都内で会見し、騒動を謝罪。祭り企画の放送休止を発表。やらせについて「制作陣に意図はない」と否定し、制作側が「祭り」の定義を拡大解釈したことが疑念を持たれた原因とした

 ▼18日 イッテQの放送時に、テロップで視聴者に事情を説明

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2018年11月23日のニュース