藤井聡太七段 終盤の粘りも及ばず 中盤の一手悔む「つい、いい手と思ってしまい…」

[ 2018年11月23日 22:50 ]

大阪市内の関西将棋会館で行われている叡王戦本戦トーナメント1回戦に挑んだ藤井聡太七段
Photo By スポニチ

 最年少棋士の藤井聡太七段(16)が23日、大阪市内の関西将棋会館で行われた叡王戦本戦トーナメント1回戦で斎藤慎太郎王座(25)に135手で敗れた。

 感想戦で「しばらく前から風邪をひいてしまって…。体調管理も実力のうち」と語った藤井はマスクを着用し、時折、咳込む姿も。

 この日は振り駒で先手は斎藤。両者とも飛車先の歩を突き、戦型は角換わりに。斎藤が攻め、藤井が対応するという流れが続いたが、64手目の「8三角が悔やまれる一手だった。つい、いい手と思ってしまい、軽率に差してしまった気がする」と悔やんだ。

 それでも、ともに1分将棋になってからは怒涛の攻めを見せ、斎藤王座も「1手のミスでかなり怖い展開に持ち込まれた」と語る局面に持ち込んだ。それでも藤井は「終盤、きわどいところに追い込むことができたのかな、と思ったんですが、やはり一歩及ばなかったのかな、という気がします」と語った。

 これで来年3月までの今年度中に8大タイトルの挑戦者になる可能性が消滅。屋敷伸之九段(46)が持つ、17歳10カ月のタイトル挑戦最年少記録の更新は来年度以降にお預けに。今年度自己最多タイとなっていた連勝も9でストップ。通算成績は98勝18敗となったが「本局でも自分の足りないところを出し切ったと思うので、一つ一つ克服したい」と先を見据えていた。

 ▽斎藤王位の話 中盤に来て勝ち筋に入ったかな、と思ったんですが、安全策を取ろうとしたら…最後で負けてもおかしくない展開となった。詰みはないと思いましたが…。(藤井七段は)一手のミスをかなり怖い展開に持ち込まれたので、勝ちと思ってはいけないな、と思った。(これで王位となってから5連勝)まだまだこれからスタートという気持ちで自分らしく頑張っていきたい。

続きを表示

「美脚」特集記事

「連続テレビ小説「スカーレット」」特集記事

2018年11月23日のニュース