「カメラを止めるな!」盗作告発の和田亮一氏「お金の問題ではない」原案ではなく「原作」

[ 2018年8月22日 12:04 ]

 大ヒット中の映画「カメラを止めるな!」の原作者と主張する和田亮一氏(32)が22日、フジテレビ「とくダネ!」(月〜金曜前8・00)にVTR出演。一部週刊誌で“盗作”と告発したことについて「お金のことではない」と話すなど、その真意について明かした。

 「カメラを止めるな!」は、上田慎一郎監督(34)が、和田氏主宰の劇団PEACEの舞台「GHOST IN THE BOX!」(11年初演、13年再演)にインスパイアされて「カメラを止めるな!」を企画・製作。和田氏は21日発売の写真週刊誌「FLASH」(光文社)に、原作の表記や劇団名・作品名がクレジットされていない、原作者の許諾を取っておらず著作権の侵害であるなどと訴えていた。

 番組の独占インタビューに応えた和田氏は、同映画を見た当初は「素直にうれしくて、ツイッターやフェイスブックで、うれしかった旨を投稿した」という。ただ、気になっていたこともあったといい「エンドロールを見た時に、一切、劇団名とか作品名が入っていなくて」と振り返った。

 その後、監督やプロデューサーと話し合い、「原案」として劇団名PEACEが入り、「スペシャルサンクス」として和田氏の名前が入ったが「僕は『原作』と入れてほしい」と主張。「基本構造は一緒ですし、随所に似ている点があって(自分たちの)作品をもとに作ったんだなというのはすごくわかった。具体的にいうと最初のシーンはまんま一緒でしたし」と訴えた。

 「不満に思ってるのはお金のことではなくて、その権利というか、なんで舞台化するのに自分の許可がいらなくなってしまうんだろうかということ」と和田氏。

 一方、上田監督は21日に更新したツイッターで、舞台「GHOST IN THE BOX!」から着想を得たものとしながらも「その後、自らが脚本・監督・編集して作ったオリジナル作品だと思っています」と反論。「和田さんや劇団の方の主張にもしっかり耳を傾け、お互い円満な解決ができればと思っています。よろしくお願いします!」と“騒動”の沈静化を願った。

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2018年8月22日のニュース