「西郷どん」吉之助が島流しで“荒れた姿”に…異例の日本語字幕も話題に

[ 2018年5月14日 09:00 ]

「流人・菊池源吾」になった吉之助(鈴木亮平)と出会う島の女性・とぅま(二階堂ふみ)(C)NHK
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 俳優の鈴木亮平(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」(日曜後8・00)の第18話が13日に放送された。

 第18話の副題は「流人 菊池源吾」。冬の錦江湾に身を投げた西郷吉之助(鈴木亮平)は奇跡的に生き返るが、藩命により菊池源吾という名でひそかに奄美大島に流される。龍家の当主・龍佐民(柄本明)の世話になるが、吉之助の気持ちはささくれ、島人たちを容易に近づけない。しかし、島人たちは驚くほど貧しい暮らしをしていた。島人たちが薩摩の過酷な支配により黒糖作りを強いられていることを、吉之助は島の娘・とぅま(二階堂ふみ)から教えられる。

 物語の舞台が鹿児島県の奄美大島に移動。放送後は「流人・菊池源吾」になった吉之助の“荒れた姿”に「吉之助は真っ直ぐな男だったのに」「挫折感半端ないんだろうな」「ここからどうやって西郷隆盛になっていくんだろう…」などの声が寄せられた。

 また、この回から作品内で日本語字幕が導入され、女優・二階堂ふみ(23)が演じる島の女性・とぅま(愛加那)ら現地の人々が標準語から遠い奄美の言葉を使い、そのシーンに字幕が付いた。1963年にスタートした大河ドラマの歴史の中で、日本語のセリフに日本語字幕が付くのは極めて異例。

 とぅま(二階堂)が「ウガミンショーラ」と言葉を発すると、画面の下方に「こんにちは」と字幕が入り、「タベテクリショリ」と話すと「食べてください」と字幕が。同局関係者は「今回もセリフを標準語に近づけることを検討したが、ロケ地の奄美大島の良い雰囲気を大事にするため、奄美の言葉をそのまま使用することにした」と説明している。

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