“落語家”千原ジュニア本格始動 4・1初の独演会開催

[ 2018年3月10日 06:35 ]

「千原ジュニア落語会」を開催する千原ジュニア
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 “落語家”千原ジュニア(43)が本格始動することになった。4月1日に大阪・YES THEATERで自身初の独演会「千原ジュニア落語会」を開催。「芸歴を重ねる中で、経験していないことをするのは非常に怖いですが、楽しみです」と意気込んでいる。

 落語に興味を持ったのは春風亭小朝(63)の勧めで2008年に大銀座落語祭に出演したことがきっかけ。古典の名作「死神」に挑戦。芸人としてのセンスを存分に発揮して、爆笑を呼んだ。小朝も「彼の落語には哀愁がある。だから観客の心に響く」と絶賛している。

 尊敬しているのは“昭和の爆笑王”と呼ばれた故桂枝雀さん。「緊張と緩和」という緻密に計算された笑いを実践した枝雀さんの話芸にヒントを得て、自身の芸にも生かしている。

 「座布団一枚の上での経験は、芸人として見えなかったものが見えてくるかも」と考え、独演会を決めた。3カ月ほど前から稽古をスタート。当日は創作落語を披露する予定だ。「歴史のある文化なので失礼のないように、腹をくくってやりたい」と気合。周囲には「これを機に本格的に落語に取り組みたい」と話しており、今後はしゃべりのスペシャリストの高座姿が定期的に見られそうだ。

 ▼春風亭小朝(落語家)師匠を持たない芸人さんたちは、どんなに売れていても将来に不安があるようで、いずれきちんと落語に取り組んでみたいという話は聞いていました。滑稽噺(ばなし)や新作は彼のセンスや語り口で楽しく聞かせることができるし、人情噺などは哀愁漂うジュニアさんの真価が発揮されるはず。定期的に独演会を開催してほしいですね。実は次回やってほしいネタはすでに伝えてあるんですよ(笑い)。

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