徳井優「西郷どん」イベントで撮影裏話「渡辺謙さんは半端ない熱量」

[ 2018年3月10日 21:36 ]

トークショーに参加した徳井優(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」(日曜後8・00)に出演する俳優の徳井優(58)が10日、鹿児島市でトークショーに参加。撮影中の裏話を披露して600人の来場者を魅了した。

 渡辺謙(58)が演じるカリスマ薩摩藩主・島津斉彬の側近、山田為久役を好演。「山田という役は、割と多い名字なので、架空の人物なのかと思い、最初の衣装合わせで監督に聞いたら、実在の山田為正というモデルの方がいらっしゃると怒られた」と苦笑い。

 鹿児島について「町を歩いた時にも感じたが、町のたたずまいに矜持やこだわりがあるように感じられて、街の雰囲気に郷土愛が強い印象を受けた」と語った。

 会場でドラマ第5話、御前相撲に遅れて参加した鈴木亮平(34)演じる西郷吉之助に「遅い遅い遅い遅い…」と駆け寄る場面の映像が流れると「台本では“遅い遅い遅い”と3回しか“遅い”がなかったが、現場に行ってみると吉之助までの距離は長くて急坂で…。3回の“遅い”だけではたどり着かないなと思い、全力で臨んだ」と打ち明け、会場を笑わせた。

 熱演が注目を集めている渡辺については「“お芝居の上手な人とやると上手に見える”と役者仲間でよく言われるが、今回は渡辺謙さんとのお芝居が多かったのでとてもありがたかった。謙さんは半端ない熱量をもって芝居に向き合っている」とコメント。「謙さんほど、お芝居に厳しく向き合う方を見たことがない。謙さん自身も、殿(斉彬)の役への思いもあるのだと思う」と称えた。

 撮影では渡辺のアイデアで、山田がとぼけた芝居をするシーンもあったが「残念ながら編集では落ちてしまった」と撮影裏話も紹介していた。

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