BPO、辛淑玉さんへの人権侵害認める 「ニュース女子」に再発防止求める

[ 2018年3月8日 14:45 ]

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は8日、沖縄県の基地反対運動を扱った東京MXテレビの情報バラエティー番組「ニュース女子」で、ヘイトスピーチ(憎悪表現)反対団体「のりこえねっと」の辛淑玉共同代表の名誉を毀損する人権侵害があったと認め、MXに再発防止に努力を重ねるよう勧告した。

 人権委は番組に放送倫理上の問題もあったと判断した。

 対象になったのは昨年1月の2日と9日に放送された同番組。申立書などによると、番組は沖縄の米軍北部訓練場のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設工事に反対する運動を取り上げ、参加者を「テロリストみたい」などと表現し、「黒幕の正体は?」と字幕で表示。のりこえねっとや辛さんの名を挙げ、人種差別的な発言があったとしている。

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2018年3月8日のニュース