忘れないで…閉園「スペースワールド」宇宙に“移転”星の命名権取得「SPACE WORLD」誕生

[ 2017年12月27日 19:20 ]

「SPACE WORLD」と名付けられた星の命名証明書
Photo By 提供写真

 大みそかに閉園し、27年間の歴史に幕を閉じる北九州市の総合レジャーパーク「スペースワールド」が、ずっと忘れないでもらいたいという思いから、地球から417光年離れた小さな星の命名権を取得し「SPACE WORLD」と名付けたことが27日、分かった。PR事務局が発表した。

 オーストラリア・クイーンズランド州で唯一、一般公開されている「スプリングブルック天文台」の星命名サービスにより獲得。地球から417光年、おうし座星群のGSC653:1366の星(白く見える5等星)が「SPACE WORLD」と名付けられた。これにより同天文台において「SPACE WORLD」という名は永久に登録・保存されることになった。

 同事務局は「閉園」ではなく、宇宙への「まさかの移転」と打ち出し「時々、思い出した時は空を見上げてください。スペースワールドは、遠く離れた星となり、いつまでもいつまでも空の上で輝き続けます」としている。

 最後のポスターも公開され、コピーは「またいつか、別の星で、会いましょう」。星の命名により「私たちスペースワールドのスタッフは、地球を飛び立ち、この『SPACE WORLD』という星で、そこに住む子供たちを楽しませます」というストーリーで完結するとした。

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2017年12月27日のニュース