上方落語協会 天満天神繁昌亭の「火曜の朝席」にポイントカード制導入「リピーターを増やすために」

[ 2017年12月22日 15:56 ]

 上方落語協会は22日、天満天神繁昌亭(大阪市北区)で17年スタートの「火曜の朝席」に来年1月9日からポイントカード制を導入し、さらに「乙夜寄席」(金曜夜席終演後)で同1月12日からリーダー制を導入することを発表した。

 協会副会長・桂米団治(59)は「若手育成のための火曜の朝席。機会が増えてプラスになる」と話す。火曜朝席を担当する笑福亭銀瓶(50)は「4カ月連続黒字。リピーターを増やすためにポイントカードを作りました。スタンプを押して特典付きです」と説明した。今年8月に始まった朝席は初回34人だった観客動員が現在は平均82人。19日には笑福亭鶴瓶(65)が出演し、226人のファンが集まる大盛況となった。来年2月6日には上方落語協会会長の桂文枝(74)が火曜朝席に登場する。

 一方、毎週第2、4金曜日の夜10時にスタートする「乙夜寄席」は昨年10月に始まり1年を経過。平均81人と順調にファンを獲得している。来年1月からはリーダー6人がそれぞれ自分好みの90分公演を企画する。若手育成委員長の桂米二(60)は「いい雰囲気です。若手もノビノビやれると思います」と期待を込める。笑福亭鉄瓶(39)、林家市楼(37)、桂二乗(39)ら芸歴14から17年目の6人が3カ月に1回、自身がリーダーとなる。市楼は「自分がメンバーを人選。いろんなことにチャレンジできます」と気合い十分だ。

続きを表示

2017年12月22日のニュース