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「藤井四段に抜かされたくない」“平成1ケタ世代”棋士の意地

[ 2017年8月23日 11:00 ]

対局を振り返る藤井聡太四段
Photo By スポニチ

 将棋界に現れた新ヒーロー、藤井聡太四段(15)。7月にデビュー以降の公式戦連勝が29で止まり、世間の注目はタイトル初挑戦がいつになるかに集まっている。しかし、それを黙って許すわけにいかない男たちもいる。

 藤井に初めて黒星をつけた佐々木勇気六段(23)は、後日「自分たちの世代からタイトル獲得者が必ず出る。上の世代に挑む構図を、藤井さんに抜かされたくない」と語った。平成元年(1989年)以降生まれの棋士のタイトル戦挑戦は、進行中を含めこれまで5人で計7度。しかし、獲得成功者はいまだに出ていない。

 最初は平成生まれ初のプロ棋士になった豊島将之八段(27)。2011年1〜3月の王将戦で20歳にして久保利明王将(41)に挑んだが、2勝4敗で力及ばなかった。豊島はその後、さらに2度挑戦も奪取はならず。ほかに永瀬拓矢六段(24)、千田翔太六段(23)、斎藤慎太郎七段(24)が各1度挑戦したが、いずれも敗れた。現在は王位戦7番勝負で、菅井竜也七段(25)が羽生善治3冠(46)に挑んでいる。

 どの時代でも、棋界の活性化には若手の躍進が欠かせない。羽生は将棋界初の全7冠を達成した96年2月、まだ25歳だった。渡辺明2冠(33)も、初タイトルの竜王獲得は20歳と若かった。お隣の囲碁界では、平成元年生まれの井山裕太6冠(28)が、すでに第一人者として不動の地位を築いている。

 平成は来年の30年で区切りを迎える。それまでに“平成1ケタ世代”の意地を見ておきたい。

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