「真田丸」高畑裕太の代役は大山真志　広田亮平とともに大泉洋の息子役

ＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」に出演する広田亮平（左）と大山真志

　俳優の広田亮平（１９）と大山真志（２７）がＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」（日曜後８・００）に出演することが１１日、発表された。大泉洋（４３）扮する真田信幸（信之）の２人の息子を演じる。

　大山は、強姦（ごうかん）致傷容疑で逮捕、送検されたが、不起訴処分となり、釈放された俳優・高畑裕太（２２）の代役。高畑は８月中旬に一度、収録を行ったが、主人公・真田信繁（堺雅人）の母・薫を演じている高畑淳子（６１）との母子大河共演は幻となった。

　広田が演じるのは真田信吉。母はおこう（長野里美）。大坂の陣で病身の父に代わり、出陣。夏の陣の翌年、沼田藩３万石を信幸から受け継ぐ。広田は実写映画「魔女の宅急便」（２０１４年）などで活躍。大河ドラマは「功名が辻」（０６年）で幼少期の豊臣秀頼、「軍師官兵衛」（１４年）で竹中重義、「花燃ゆ」（１５年）で吉田小太郎役を務めた。

　大山が演じるのは真田信政。母は稲（吉田羊）。大坂の陣に兄・信吉とともに出陣した。信幸の隠居に伴い、第２代松代藩主となる。大山は舞台「ミュージカル・テニスの王子様」（０９年）「弱虫ペダル」（１２～１４年）など舞台を中心に活躍している。

　「真田丸」は大河ドラマ５５作目。戦国時代最後の名将・真田幸村＝本名・真田信繁の生涯を描く。ヒットメーカー・三谷幸喜氏（５５）が「新選組！」（０４年）以来、１２年ぶり２度目の大河脚本。タイトルの「真田丸」は大坂冬の陣で、信繁が築いた最強の砦。同時に、家族の物語として一艘の船に例えた。