フィリピン映画に金獅子賞 第73回ベネチア国際映画祭

[ 2016年9月11日 06:44 ]

 イタリアで開催されていた世界三大映画祭の一つ、第73回ベネチア国際映画祭の授賞式が10日夜(日本時間11日未明)開かれ、コンペティション部門の最高賞、金獅子賞にラブ・ディアス監督のフィリピン映画「ウーマン・フー・レフト」が選ばれた。コンペ部門に日本作品は選ばれていなかった。

 「ウーマン―」は、無実の罪で30年間服役した末に釈放された女性の報復劇で、全編白黒で展開する3時間46分の長編。

 その他の主な受賞は次の通り(敬称略)。

 ▽銀獅子賞(監督賞)=アマト・エスカランテ監督(「アンテイムド」)、アンドレイ・コンチャロフスキー監督(「パラダイス」)▽銀獅子賞(審査員大賞)=「ノクターナル・アニマルズ」(トム・フォード監督)▽男優賞=オスカル・マルティネス(「名誉市民」)▽女優賞=エマ・ストーン(「ラ・ラ・ランド」)▽新人俳優賞=パウラ・ビア(「フランツ」)▽脚本賞=「ジャッキー」▽審査員特別賞=「バッド・バッチ」(アナ・リリ・アミルプール監督)(共同)

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2016年9月11日のニュース