雨宮塔子 キャスター復帰は「ずっと日本にいたらなかった決断」

[ 2016年9月11日 16:15 ]

米映画「ハドソン川の奇跡」試写会トークイベントを行った

 元TBSでフリーキャスターの雨宮塔子(45)が11日、都内で行われた米映画「ハドソン川の奇跡」(監督クリント・イーストウッド、トム・ハンクス主演、24日公開)の試写イベントでトークショーを行った。

 7月から同局系報道番組「NEWS23」(月~木曜後11・00、金曜後11・30)でメーンキャスターを務め、この日がメーンキャスター就任後、初のイベント出演。「復帰後初なんですね。一期一会、こういう機会がないと皆さんにお会いできないと思うので」と笑顔であいさつ。もともと映画好きだったというが、「フランス人ってものすごく映画を見るんです。2000円ぐらいでバンバン見られて、小さい映画館も多くて、時々1人で見られたりもする。そういうぜいたくな空間で見ることにハマりました」と17年間過ごしたパリでの映画鑑賞ライフを明かした。

 映画は2009年にニューヨークのハドソン川で実際に起きた航空機事故での乗客乗員155人全員生存という奇跡の生還劇と、実話でありながらも報道されることがなかったその後の真実を描く。主人公が下した決断が物語の1つの柱となっているが、「決断はその瞬間にするものではなく、今までどう考えてきたかがたまたまその瞬間に出るもの。(復帰の決断は)フランスで17年間生きてきたことでの延長線上。ずっと日本にいたとしたら、なかった決断かなと思う」と感慨深げ。フランスに2人の子どもたちを残してのキャスター復帰であることにも触れ、「(子どもが)いたらいたですごく気になる。不器用なので両方中途半端にはなると思う。子どもたちもフランスに残ることを選んでくれて、前の夫やその奥様を信頼してどーんを任せている」とし、「いまはお引き受けしたからにはこっちを全力にという感じです」と前を向いた。

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2016年9月11日のニュース