「HOPE」熱血課長好演の遠藤憲一 新境地の役作り 引退発言の真意

[ 2016年8月28日 09:00 ]

「HOPE~期待ゼロの新入社員~」で熱血課長を演じる遠藤憲一(C)フジテレビ

遠藤憲一インタビュー(上)

 俳優の遠藤憲一(55)がフジテレビ「HOPE~期待ゼロの新入社員~」(日曜後9・00)で熱血課長を好演している。今回は新しい“役作り”を経験。制作発表で“引退発言”した真意も明かした。

 Hey!Say!JUMPの中島裕翔(23)がゴールデン帯の連続ドラマで単独初主演。2014年秋に韓国のケーブルテレビ局で放送され、韓国内で社会現象を巻き起こした連続ドラマ「ミセン―未生―」を原作にした感動のヒューマンドラマ。囲碁のプロ棋士になるという夢を叶えられなかった主人公・一ノ瀬歩(中島)は、ひょんなことから総合商社・与一物産の営業3課で働くことに。囲碁にすべてを捧げてきたため、満足な社会経験も学歴もない中、組織の一員として認められたいと、必死に仕事と向き合う姿を描く。

 遠藤が演じるのは、一ノ瀬の上司で営業3課課長の織田勇仁。コワモテな外見とは裏腹に、情に厚く、部下思い。仕事には厳しく優秀だが、上司にこびることなく、社内政治に無頓着なため、出世は遅れている。「厳しいところは厳しいし、優しいところは優しい。いろいろな要素があるので、感情の加減が難しいですが、その分、やりがいがある役」と見事に硬軟を使い分ける。

 原作がある作品に臨む際、従来はほとんど原作を見なかったが、今回は「台本が出来上がった時、すごくおもしろいと思って、原作も見たくなっちゃって。見たら、ハマりました。素晴らしい作品なので、それを超えてやろうとか、まるで違う形にいってやろうとか、そういうんじゃなく、なるべく、その世界を壊さないようにしたいということに気が向いていきました。もちろん、自分の役を演じる韓国の俳優さんとは顔形も話し方も違うし、自分個人の役としては違ってくるんですが、ただ、そこに流れているテイスト、大切ないいところはちゃんと拾っていこうと。あまり経験したことのない役との関わり方でした」と新境地になったようだ。

 百戦錬磨の遠藤をして、そこまでさせた原作のよさについては「ほとんど会社の中で喜怒哀楽が表現されていて、すごく伝わる。別に商社マンに興味ない人でも、仕事をしたことがある人なら、同調できるいろいろな感情が詰まっていたので。そこが一番好きなところだったかな。誰かを蹴落として成り上がる者もいないし、スーパースターもいない。普通の人たちのやり取りというのが斬新でした」と熱っぽく解説した。

 7月5日に東京・後楽園ホールで行われた制作発表。出演者が“公約”を発表し、遠藤は「視聴率は水ものなので、どうなるか分からないですが、見た人で『これ、つまんないな』と思う人が圧倒的に多かったら、オレは俳優を引退する!」と“衝撃発言”。半分はリップサービスと思われたが「いや、本当に思いましたよ。見た人の大半の人が、これでつまならかったら、役者をやっていてもしようがないと思ったからね」と真意を明かす。

 「第1話を見た時、これは間違いなくおもしろいと思ったんで。これを見て、つまならいと言い出す人がほとんどだったら、もうドラマを作ってもしようがない」。それほど自信があった。データニュース社(東京)が行うテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象3000人)の満足度調査によると、「HOPE」の満足度は第1話3・61、第2話3・96、第3話3・80、第4話3・79、第5話3・83と高満足度の基準3・7を上回り、高水準をキープしている。「見た人は圧倒的におもしろいと言ってくれたので、少し安心しました。おもしろいものを作れば、おもしろいと感じてくれるんだと思いました」

 28日放送の第6話は30分拡大。契約社員としての現実を突き付けられた一ノ瀬が新規事業企画に挑み、物語は終盤へと加速する。

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