染五郎 主演舞台のシネマ歌舞伎に太鼓判「新しいものが誕生した」

[ 2016年6月25日 22:16 ]

シネマ歌舞伎「阿弖流為」の初日舞台あいさつを行った市川染五郎

 歌舞伎俳優の市川染五郎(43)が25日、主演舞台を映画化したシネマ歌舞伎「阿弖流為(アテルイ)」の初日舞台あいさつを、東京・築地の東劇で行った。

 染五郎が、2002年に「劇団☆新感線」とタッグを組んだ同名舞台が原型。当時観劇した市川猿之助(現猿翁)の「ギャグを抜けば、歌舞伎になるよ」というアドバイスをヒントに、再び新感線の中島かずき(56)作、いのうえひでのり(56)演出によって、昨年、「歌舞伎NEXT」の第1弾として上演された。

 映像化に際しては、シネマ歌舞伎史上最高の19台のカメラを導入。歌舞伎座公演を終えてから上映後に駆け付けた染五郎は、「思い入れの強い作品で、新たな形でお見せできてうれしい。舞台を映しただけじゃない。うまい言葉が表現が見つからないけれど、今までになかった新しいものが誕生したということ。僕が見ても、シネマ歌舞伎の方が面白い」と自画自賛していた。

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