「鍵盤の魔術師」バーニー・ウォーレルさん死去 Pファンクの主要人物

[ 2016年6月25日 15:29 ]

24日に死去したバーニー・ウォーレルさん(AP)

 「鍵盤の魔術師」などの異名を持ち、ファンクバンド「パーラメント」「ファンカデリック」のキーボード奏者として活躍した米ミュージシャンのバーニー・ウォーレルさんが24日、肺がんのため死去した。72歳。

 フェイスブックで発表。米メディアも伝えた。今年1月、がんを患っていることを公表していた。

 「ファンカデリック」「パーラメント」の音楽は「Pファンク」と呼ばれ、ウォーレルさんはPファンクの主要メンバーの1人だった。

 1944年、ニュージャージー州生まれ。3歳からピアノを習い、4歳で初コンサート、8歳でピアノ協奏曲を自作するなど早熟の天才として知られた。高校卒業後、アメリカ名門音楽院の1つ、ニューイングランド音楽院に進学。クラシック音楽を学んだ。

 69年、ファンクミュージックの開拓者の1人、ジョージ・クリントン(74)に誘われ、ファンカデリックのファーストアルバム「ファンカデリック」のレコーディングに参加し、以後、Pファンクの中心メンバーとして活躍。ピアノ、ハモンドオルガン、モーグ・シンセサイザーなど駆使し、独創的な楽曲作りを行った。

 奥田民生(51)のファーストアルバム「29」、3枚目のアルバム「FAILBOX」に参加している。

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