「メガバンク最終決戦」に同業者も興味津々これが銀行の階層制度の実態!?

[ 2016年2月28日 11:50 ]

 「半沢直樹」(13年TBS系)や「花咲舞が黙ってない」(14、15年日本テレビ系)など、最近人気ジャンルになりつつある銀行が舞台のドラマで「同業者も興味津々」と好評なのが「メガバンク最終決戦」(WOWOWプライム・日曜後10・00)だ。

 5000億円の株を運用した経験を持つ波多野聖氏の小説「メガバンク絶滅戦争」が原作で、巨額の負債を抱えたメガバンクを立て直すため、主人公である“スゴ腕ディーラー”が奔走するという経済エンターテインメント。主演はWOWOWドラマ初主演となる椎名桔平(51)で、コンビを組む総務部員を桐谷健太(36)が演じる。

 舞台の“東西帝都EFG銀行”という名称から想像できるように、地上波ではなかなか実現できない、現実にありそうなリアリティが見どころの一つ。今作はこれまであまりドラマでは見られなかった、合併を繰り返したことで生まれた銀行員同士のヒエラルキー=階層制度、が丁寧に描かれている。

 データニュース社(東京)が行っているWOWOW加入者を対象とした「WOWOWウォッチャー」(対象1000人)によると「合併行によるヒエラルキーが良く描写されていた。」(55歳・男性)「メガバンクの内情が分かり、展開が楽しみ」(70歳・男性)「同業だったこともあり、興味津々。面白い」(73歳・男性)など、その世界にいた経験者も納得のストーリー展開だ。 

 満足度調査では、初回3・88(5段階評価)、2話4・05と高満足度基準である3・7を超える高推移で、単純比較はできないが初回3・88という数値は、地上波ドラマ初回トップだった「お義父さんと呼ばせて」(フジテレビ系)に並ぶ高数値だ。

 スポンサーが付く地上波ドラマではなかなか“冒険する”のは難しい。そのタブーにどこまで切り込めるかが、腕の見せどころになる。

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2016年2月28日のニュース