兄弟コンビ「ミキ」が初優勝 NHK上方漫才コンテスト

[ 2016年2月26日 21:40 ]

NHK上方漫才コンテストで優勝した「ミキ」の弟の亜生(左)と兄の昴生

 芸歴10年以内の関西若手漫才師No・1を決める「第?回NHK上方漫才コンテスト」が26日、大阪市内で行われ兄弟コンビの「ミキ」が本選初出場で初優勝を果たした。

 本選に出場したのは6組。最終審査に「ミキ」と「トット」が残り、「ミキ」が6票対1票で圧勝した。ミキは京都市出身でコンビ結成4年目。兄の昴生(29)は一度は芸人を諦めたが、4年前に弟の亜生(27)から誘われてコンビ結成した。

 子供の頃から2人は対照的。何をやらせても上だった弟の亜生は、兄から2年遅れてサッカーを始めたが西日本代表に選出されるほどの腕前に。2年違いで同じ高校に進んだが「あれがお兄さん?」と兄・昴生は弟の友人から笑われたそうだ。

 弟がネタを書き、ほとんどネタ合わせをせず「自分の中で反復する」と兄が説明。「ボクが一度も噛まなかったことが勝因」と笑いながらも、最初から最後までピッタリ息の合ったところを見せ、会場を笑いの渦に巻き込んだ。

 優勝の瞬間から弟は号泣。「心の底から嬉しい」という弟に対して、兄の昴生は「賞レースを全部取ることが目標。一歩近づいた」と豪語。優勝賞金50万円の使い道については「最近、頭頂部が薄くなってきた。父も祖父もハゲてないんでDNA鑑定でも。それと治療代に」と兄。「父と母と3人で旅行に行く」と弟は笑わせた。

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2016年2月26日のニュース