「思い出のマーニー」米林監督が経緯紹介 米アカデミー賞イベント

[ 2016年2月26日 17:42 ]

 第88回米アカデミー賞発表を前に、長編アニメ賞候補作の監督が集うイベントが25日(日本時間26日)、カリフォルニア州ビバリーヒルズで開かれ、「思い出のマーニー」の米林宏昌監督と西村義明プロデューサーが登壇した。

 米林監督は「宮崎駿監督は『思い出のマーニー』の原作が好きだったが、主人公の内面世界の話で描きにくいので、映像化しなかった。その原作をスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーから渡されたんです」と映画製作の経緯を紹介。

 「宮崎監督から『水の表現が良かった』と言ってもらえたので、やってよかった」と語ると、会場は拍手喝采となった。

 米林監督と西村プロデューサーはジブリを離れて新作を企画中。イベント前に米林監督は「次はもっと小さな子ども向けです。僕の8歳の息子が10歳になるときには(公開したい)」と語った。(共同)

続きを表示

2016年2月26日のニュース