【1月連ドラ初回視聴率ランク】エース不在?秋の底上げから再び低調

[ 2016年1月20日 11:15 ]

1月スタートの民放連続ドラマで、初回の平均視聴率1位だった「スペシャリスト」(C)テレビ朝日

 1月スタートの民放連続ドラマ12作品(ゴールデンタイム=午後7~10時、プライムタイム=午後7~11時)が出揃った。初回の平均視聴率トップはテレビ朝日「スペシャリスト」(木曜後9・00)の17・1%。昨年10月クールの初回1桁は2本と復調したが、1月クールは7本と再び低調となった。

 初回の平均視聴率1桁の本数を見ると、昨年4月期=5本(全15本)→同7月期=9本(全15本)→同10月期=2本(全14本)→1月期=7本(全12本)と推移。また、初回12%以上の本数を見ると、昨年10月期の10本から1月期は2本と激減した。

 昨年10月クールはテレビ朝日「相棒season14」TBS「下町ロケット」など、いわゆる前評判が高い“エース番組”が複数あり「全体的にドラマを見る雰囲気が生まれた」(民放関係者)という見方もあった。その点からすると、1月クールは絶対的な大本命がないのかもしれない。

 ただ、若者から絶大な支持を得たフジテレビ「恋仲」(昨年7月期)やインターネット上で非常に盛り上がったフジテレビ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(同10月期)など「世帯視聴率」に反映されにくい作品もある。各作品の巻き返しに期待したい。

【1月スタートの民放連続ドラマ初回視聴率ランキング】(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
(1)17・1%=テレビ朝日「スペシャリスト」(木曜後9・00)
(2)14・3%=日本テレビ「怪盗 山猫」(土曜後9・00)
(3)11・6%=フジテレビ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(月曜後9・00)
(4)11・2%=日本テレビ「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」(水曜後10・00)
(5)11・1%=日本テレビ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」(日曜後10・30)
(6)9・6%=フジテレビ「フラジャイル」(水曜後10・00)
(6)9・6%=フジテレビ「お義父さんと呼ばせて」(火曜後10・00)
(8)9・3%=TBS「家族ノカタチ」(日曜後9・00)
(9)9・0%=TBS「ダメな私に恋してください」(火曜後10・00)
(10)7・9%=フジテレビ「ナオミとカナコ」(木曜後10・00)
(11)7・0%=テレビ東京「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」(金曜後8・00)
(12)6・2%=TBS「わたしを離さないで」(金曜後10・00)
※テレビ朝日「相棒season14」(水曜後9・00)テレビ朝日「科捜研の女」(木曜後8・00)は昨年10月から2クールのため除外

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2016年1月20日のニュース