北大路欣也、俳優生活60周年にしみじみ…「先人思い出した」

[ 2016年1月20日 19:35 ]

BSフジの時代劇「三屋清左衛門残日録」の完成試写会に出席した北大路欣也

 俳優の北大路欣也(72)が20日、都内でBSフジの時代劇「三屋清左衛門残日録」(2月6日放送)の完成試写会に出席した。作家・藤沢周平による小説を原作に、東北の小藩で前藩主の用人をつとめた三屋清左衛門藩(北大路)が、藩を二分する政争に巻き込まれてゆく様を描く、BSフジ開局15周年記念時代劇。

 撮影は昨年、東映京都撮影所で行われた。今年俳優デビュー60周年で、さらに本作のクランクイン時には旭日小綬章を受章。北大路は「節目に京都の東映でお仕事を頂けたのには縁を感じましたし、立派な先人の方々を一人一人思い出しました」とシミジミ。京都撮影所は子役時代からのホームでもあり「当時は子役ながらも、(先人の)大きな背中を見ながら仕事に参加して、息遣いを間近で感じられたのは幸せ。市川右太衛門の息子という事で大事にされました。その環境に感謝したいですね」と振り返った。

 共演者の一人、伊東四朗(78)とは北大路主演のドラマ「銭形平次」で長く顔を合わせた仲で「伊東さんとは何十年も仕事をさせてもらって、今回は久しぶりに親戚の叔父さんに会えたという感じ。楽しく温もりの中で仕事が出来た」と嬉しそう。セリフも膨大で長回しシーンも多かったそうだが「台本で読むと大変だけれど、現場で伊東さんと会って、セリフを喋ってもらった時に“ああ、なるほど。こういう関係なんだ”とガッチリ掴めた。伊東さんは喋りっぱなしでしたが、その時は本当に心から頭が下がりました」と感謝しきりだった。

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2016年1月20日のニュース