やっくん「家族葬」岸田健作号泣「姉御、遺志継ぎます」

[ 2013年10月9日 06:00 ]

涙を流す岸田健作

 交通事故による心臓破裂で5日に亡くなったお笑いタレントで俳優の桜塚やっくん(享年37=本名斎藤恭央)さんの通夜が8日、神奈川県川崎市内の斎場で営まれた。

 通夜は午後7時から、遺族の意向で近親者による「家族葬」の形式で執り行われた。事故の際に車に同乗していた桜塚さんの所属バンド「美女♂menZ」のメンバーの如月なつき、透ch、伊織も参列。関係者によると、伊織は事故で脇腹を痛めたため、つえを突いた痛々しい姿だった。

 また、タレントでロックバンド「RoViN」でも活動している岸田健作(34)も参列。桜塚さんとはバンド活動を通じて数年前から親交があったといい、「自分のことよりも相手のことを優先してくれる人。本当に悔しい」としのんだ。

 9月12日に都内で両バンドの共同主催イベントを行い、同月末には、11月に予定している岸田のイベントへの出演を電話で依頼したばかりだったという。「音楽では戦友。“絶対に諦めないで走り続けていこう”とゴールも具体的に話し合った。ゴールにたどり着いたときに“来たよ”と言います」と号泣。桜塚さんのことを「姉御」と呼んでいたといい、「これからは姉御の遺志をしっかり継いで、走っていきます」と誓った。通夜に先立ち、午後2時前、横浜市の実家から布に包まれた遺体がストレッチャーに乗せられて葬儀社の車に運び込まれ、斎場に向かった。父の充さん(63)や祖母、弟が無念そうな表情で手を合わせて見送った。9日に告別式が営まれる。

 桜塚さんは5日、山口県美祢市の中国自動車道で運転していた乗用車が単独事故を起こし、路上に出たところを後続車にはねられた。「美女♂menZ」のメンバーと、コンサートを行う熊本県に向かう途中だった。

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