いつもの「北国の春」とは違う…千昌夫 東北に元気届ける

[ 2011年12月29日 14:25 ]

「第62回NHK紅白歌合戦」リハーサルに登場した千昌夫

「第62回NHK紅白歌合戦」リハーサル

 東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市出身の千昌夫(64)は「大変な年でした。いつも歌ってる『北国の春』とはまた違う。被災地への思いを込めて」と22年ぶりの紅白への意気込みを語った。

 歌詞は紅白仕様には変更しない。「暗い暮れにならないように歌で明るく来年頑張りましょうと歌いたいです」と被災地を、日本を元気づける覚悟だ。

 取材陣から陸前高田の“一本松”の調子が悪いことについて聞かれると「地盤沈下して、ぬかみその中に根を張っているような、人間でいうとひん死状態」と沈痛な面持ち。迎える2012年はコンサートを予定しているが、地元での予定はないという。「今までは自分たちが生活するための“復旧”、来年からは本当の意味の“復興”だと思うんですよね」。最後は「よいお年を、メリークリスマス」と報道陣に温かくあいさつしていた。

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2011年12月29日のニュース