渡哲也 渡瀬恒彦 40年ぶり兄弟で「おそらく最後の共演に」

[ 2011年11月10日 06:00 ]

ドラマ「帰郷」会見で握手を交わす渡哲也(左)と渡瀬恒彦

 俳優の渡哲也(69)と実弟の渡瀬恒彦(67)が40年ぶりに共演した。

 TBSが12月23日に年末ドラマスペシャルとして放送する「帰郷」(後9・00)にダブル主演。半年前に渡瀬が電話で「アニキどうだい」と誘い、渡が「やりたいと思っているよ」と快諾。「おそらく最後の共演になるだろう」と語る2人が迫真の演技を見せる。

 9日、都内で行われた収録で初めて2人がそろった。渡が渡瀬の胸ぐらをつかんで突き飛ばすシーンと、渡瀬が花束で渡の顔面を叩くシーンを収録。前日の電話では「(兄弟げんかを)どの程度、エスカレートさせるか相談したけど、現場に行ってみないと分からないという結論になった」(渡)という。小椋正樹プロデューサーは「予想以上に(2人の)テンションが高く、凄い迫力があった」と話した。

 医師同士の兄弟間の確執を、下町の人情気質あふれる仲間が温かく包み込んで関係を再生していく物語。渡が「味のあるいい俳優になったなと思っています」と目を細めれば、渡瀬も「俳優は自分で人生を回す生き方と、役で人生を回していく両輪があると思うが、アニキは自分で回してきた」と持ち上げ、互いに認め合っている。

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2011年11月10日のニュース