米人気バンドがロスで復興支援公演 特別ゲストにB’zも

[ 2011年9月1日 13:07 ]

公演を前に、東日本大震災の被災地の子どもに贈るというランドセルを手に記者会見するB’zの稲葉浩志(右から2人目)とリンキン・パークのマイク・シノダ(左端)ら

 米人気バンド「リンキン・パーク」が8月31日、ロサンゼルスで、東日本大震災で被災した子どもたちを支援したファンを招いてチャリティー公演を行った。2009年に日本で同じロック・フェスティバルに参加して以来交流があるという日本の人気ロックグループ、B’zも特別ゲストとして参加。

 リンキン・パークは震災後、インターネットで、500ドル(約3万8千円)以上を寄付すれば公演のチケット2枚をプレゼントすると呼び掛け、35万ドル以上を集めた。この日招待されたのは約千人。過去10年でリンキン・パークが開いたコンサートとしては最も狭い会場で行われ、ファンにとっては貴重なコンサートになった。

 公演では、B’zの稲葉浩志がステージから「日本を助けてくれてありがとう。今日は楽しんでほしい」と英語で呼び掛けると、観客から大歓声が上がった。公演前の記者会見では、リンキン・パークのメンバーで日系人のマイク・シノダが「僕たちとファンが協力しながら被災地を支援することが大切だと思う」と指摘した。

 寄付金額が最も多かった50人にはメンバーと会話する機会が設けられ、上位の10人にはサイン入りの楽器がプレゼントされる特典も。

 寄付金は非政府組織(NGO)セーブ・ザ・チルドレンを通じて被災地の子どもの支援に使われる。リンキン・パークは昨年1月のハイチ大地震でも熱心に支援を呼び掛けた。(共同)

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2011年9月1日のニュース