ヤクルト青木、ナイター練習に参加。15年目で初の右翼守備に「ちょっとうれいしいかも」

[ 2024年3月27日 20:38 ]

<ヤクルト練習>打撃練習する青木(撮影・尾崎 有希)
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 ヤクルトの青木宣親外野手(42)が球団在籍15年目で初の右翼守備にウキウキしている。

 開幕2日前の27日は神宮でのナイター練習に参加。照明の中での飛球を1球1球確認しながら、丁寧に捕球していた。

 「神宮のライトって特別なんで。フェンスの形が急激にカーブしているというか、すぐ横にあるような感覚になる。そういった特徴を考えながら、試合でやれるように準備しています」

 ヤクルト入団当初は中堅が圧倒的に多く、左翼も時折守ったが、右翼手の経験は一切なし。ポスティング・システムを行使して米国に行くとブルワーズ、ロイヤルズ在籍時は主に右翼を守っていた。18年にヤクルトに復帰すると再び中堅へ戻り、20年以降は左翼での出番が多くなっていた。

 ただ今春キャンプから「何があってもいいように。ノリ(青木)には直接、右翼も準備してほしいと伝えた」という高津臣吾監督(55)の意向により、国内では初体験の右翼守備に挑戦。普通なら不安に感じるはずも、球界最年長野手はむしろプラスに捉えている。「今年ライト守るの、ちょっとうれしいかも。やっぱり神宮でライトを守りたい。ファンが後ろにいるから」。昨年までの左翼は敵軍ファンから“神経戦”を目的に話しかけられたこともあったというが「(右翼は)ヤクルトファンばっかりだから、それを背にプレーするのは自分にとってすごく特別な瞬間なので、それがまたうれしい」と今から待ち切れない様子だった。
 

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