村尾卓哉弁護士 水原氏の今後「実刑になる可能性が高い」 電信詐欺罪、連邦法適用なら最大懲役20年

[ 2024年3月27日 02:30 ]

村尾卓哉弁護士(東町法律事務所公式サイトから)

 水原氏の今後について、米カリフォルニア州弁護士資格を持つ東町法律事務所の村尾卓哉弁護士は「実刑になる可能性が高い」と厳しい見方を示した。

 これまで、水原氏が問われる可能性に挙げられていた窃盗罪は、州法では1000ドル(約15万円)以下の罰金、または3年以下の懲役だった。この日、大谷は「弁護士は窃盗と詐欺なので、警察当局に引き渡すという報告をしました」と説明。村尾氏は「電信詐欺罪に問われ、州法より刑罰が重い連邦法が適用されるとすると、最大で懲役20年という刑罰も用意されている」とした。

 「大谷さん側はすでに法的機関に引き渡していると話しており、告発はされているのではないか。さらに現段階で判明しているだけで(被害は)約7億円。さらに金額が増える可能性もゼロではない。水原氏には厳しい刑となるのではないか」と分析。大谷が会見で、水原氏が大谷の口座から送金できた手法を明らかにしなかった点については「手口が明らかになっていない段階で不確かな話をして、捜査と齟齬(そご)が出たりすることを避けたのではないか」と推測した。

 また、大谷の説明が全て真実だった場合は「大谷さんが罪に問われることはない。被害者として当局に話を聞かれることはあるかもしれない」とした。

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