大谷翔平 6試合ぶりの一発で両リーグ最速40号 投手は緊急降板も打者で発奮

[ 2023年8月4日 12:49 ]

ア・リーグ   エンゼルス-マリナーズ ( 2023年8月3日    アナハイム )

<エンゼルス・マリナーズ>初回、大谷はバットを折られながらも安打を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)、本拠地アナハイムでのマリナーズ戦に「2番・投手兼DH」で先発出場。8回の第4打席で6試合ぶりとなる本塁打を放ち、両リーグ最速で40号に到達した。

 初回の第1打席で右前打を放つと、第2打席は四球で出塁した。0-1の6回2死走者なしの第3打席は3ボールとなったところで、申告敬遠と勝負を避けられ出塁。その後、二盗に成功すると、続くクローンの中前適時打で同点のホームを踏んだ。

 2-1の8回1死の第4打席は相手3番手・キャンベルの内寄り直球を完璧に捉え、右中間席へ豪快アーチ。打球速度106・7マイル(約171・7キロ)、打球飛距離約390フィート(約118・9メートル)、打球角度23度の一発はリードを2点に広げるダメ押しの一打となった。

 大谷の本塁打は7月28日(同29日)、ブルージェイズ戦の第1打席で放って以来、6試合27打席ぶり。先発登板した試合でのアーチは、“リアル二刀流”で初めて2発を放った6月27日(同28日)のホワイトソックス戦以来となった。

 大谷は投げても4回まで3安打無失点と力投していたが、「右手と右手の指のけいれん」でこの回限りで緊急降板。今季ここまで9勝を挙げており、10勝となれば「野球の神様」と呼ばれたベーブ・ルースも届かなかった史上初の2年連続の「2桁勝利&2桁本塁打」だったが、偉業は次回登板以降に持ち越し。それでも打者で活躍してみせた。

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