【阪神・岡田監督語録】ハマスタ連敗ストップに「俺は去年のこと知らんて」 木浪は「ええところで打つな」

[ 2023年8月4日 22:29 ]

セ・リーグ   阪神5-2DeNA ( 2023年8月4日    横浜 )

<D・神> 島本(左から2人目)の好投に岡田監督も満足げ(撮影・大森 寛明)
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 阪神は、昨年から続いたレギュラーシーズンの横浜スタジアムでの連敗を13で止めた。8回2死一、二塁で、木浪が決勝の2点二塁打を放った。試合後の岡田監督と報道陣とのやりとりは以下の通り。

 ―8回の攻撃で、一塁走者の森下に、代走・植田を送った。あれで相手にプレッシャーを与えたか。
 「いやいや、久しぶりに競ったゲームで、あんな負けゲームの展開やからな。いや、別に、足の速い選手を行くやろ。そりゃ行くやろう。そんなん普通やんか。1点差やから」

 ―相手もけん制球を3球投げた。
 「いや、それはプレッシャーを感じるやろ。(走者が)森下よりは。だから出しているんやんか。そんなもん」

 ―きょうは試合を通じて、走者を動かしていった。
 「まあ、あのまま(1点リード)では終わらんと思ったけどな。打たれすぎよなあの2人にはな。ホンマにもう、いつもいつも。なあ。宮崎と牧にはな。ちょっとは考えやなあかん。まだ試合があるから、攻めとか言われへんけど。ホンマに打たれすぎよな」

 ―木浪もいいところで最近打っている。
 「いやいやまあ、ああいうところで回ってくるからな。まあだから、同点になったあとやったから、だいぶ気分的には楽やったと思うし。あんなに外野も前に来てたからな。ある程度、芯に当たったら、風も外野に吹いてたから。まあええところで打つから、木浪は目立つよな。打率が下がってきてるけど、ええ時に打つからな」

 ―休みを与えてから良くなった。
 「あれ、もうだから与えんねん、休みを。ずっとそういうがあったからな。休ませた方がなあ、また元気になって戻ってくる感じがあるからなあ」

 ―8回は攻撃が噛み合ってないから動かしていった?
 「はっきり言うたら昨日もそうやわな。ヒットの割に点を取るのもちょっと遅かったし。今日もあそこで誰かがポンと出とったら、崩れそうやのになあ。チャンスは作れるけどいうのがあって」

 ―そういうのもあって積極的に動いた。
 「まあ、ああいう展開は久しぶりやったからなあ。1点差負けで終盤行くていうのはなあ。ホンマに久しぶりやで。なかなか植田の足を使う展開なんか、なかったからな。そういうゲーム展開にならんかったいうことやけどな。まあ、だから…、久しぶりで。なあ、もう本当は、島田まで出したくなかったけどな。ノイジーは(外野に)1枚残しとかないかんかなと思ったけど。今日は、(打順が)7、8でようヒット出とったからな。坂本とかもなあ。今日はちょっと勝負と思った。1イニングで外野手2人を代えるのは、なかなか難しいけど」

 ―序盤(走者)大山のとこでもランエンドヒットをかけた。
 「今日はしかし、打つだけじゃ点数が入らんから、何回か動いたよ。はっきり言って。まあ、だから、そうやな。大山のはスチールよ。(佐藤輝が)勝手に三振しとんよ。あんなところでエンドラン出すかいな。あれはスチールや。ボール球を振ってそういうふうに見えているだけであって、あれはスチールやで。大山のは」

 ―横浜は点取れない試合が多かった。一つきっかけになるか。
 「まあ、一つきっかけって言うても、俺は去年のこと知らんて。だから、(昨年から続く)連敗とかいうけども。それ言うんやったら、向こうもっと言うたれ、6回も負けてるのに、甲子園で。そんなこと、俺は何にも思うてないけど」

 ―先に島本を出さなかったのは、あの2人(宮崎、牧)を避けてか。
 「ちゃうちゃうちゃう、そんなもん、島本やろ」

 ―よく抑えた。
 「うん、だから、ランナーがおったら島本よ。ブルペンでは、岩貞を準備させとったけど」

 ―島本の制球力が今がいいから?
 「いやだから、ランナーいてる時の状況やろな。一発食らっても、同点までやねんから、何を逃げてるんや。(加治屋は)逃げたらあかんて」

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