エンゼルス　メッツを15年のWシリーズに導いた強打者マーフィーと契約

メッツ時代のダニエル・マーフィー（AP）
Photo By ＡＰ

　エンゼルスが独立リーグでプレーしているダニエル・マーフィー（38）とマイナー契約した。マーフィーはオールスターに3度選ばれた左のパワーヒッター。15年のメッツ時代は、ポストシーズンで6試合連続本塁打を放ち、時の人となった。

　カブスとのナ・リーグ優勝決定シリーズでは打率・529、4本塁打でMVPを獲得している。16年もナショナルズで打率・347、25本塁打、104打点の活躍でMVP投票で2位になった。17年も打率・322、23本塁打、93打点だった。

　メジャーでプレーしたのは20年が最後。その後引退していたが、今年3月にアトランティックリーグのロングアイランド・ダックスと契約し現役復帰。37試合に出場し、一塁と二塁を守り、打率・331、出塁率・410、長打率・451、2本塁打、9二塁打、19打点だった。

　エンゼルスではまず3Aソルトレークでプレーする。エンゼルスはここまで36勝31敗で、地区優勝争いではレンジャーズに6・5ゲーム差を付けられているが、ワイルドカードではアストロズに1・5ゲーム差。ポストシーズン争いを続けている。

　パワーがあり、チャンスに強いマーフィーが加われば、OPS（出塁率＋長打率）・760（全体6位）のエンゼルス打線がさらに破壊力を増す。15年メッツをワールドシリーズに導いた時のような活躍を再現できるか？