交流戦開幕戦でプロ野球史上初の3選手「両リーグ10号一番乗り」“最速”の万波、牧、浅村すべてソロ

[ 2023年5月30日 21:43 ]

30日に10号に到達した(左から)楽天・浅村、日本ハム・万波、DeNA・牧
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 プロ野球は30日、交流戦の幕を開ける6試合が各地で行われ、日本ハムの万波中正外野手(23)、DeNAの牧秀悟内野手(25)、楽天の浅村栄斗内野手(32)の3選手が今シーズン10号に到達。3選手が「両リーグ10号一番乗り」するのはプロ野球史上初となった。

 まず“最速”到達を果たしたのは日本ハムの万波。1点を追う4回にヤクルト先発左腕の石川から同点の10号ソロを右翼席に運んだ。万波は6回にも2打席連発となる決勝の11号ソロを放ち両リーグ単独トップに躍り出た。

 続いて2人目の到達となったのはDeNAの牧。楽天戦の9回、2―1と1点リードの場面で4番手・西口から貴重な追加点となる10号ソロを左中間スタンドに突き刺した。

 牧と同じ試合となった楽天・浅村は試合前までは8本塁打だったが、2回にDeNA先発左腕・今永から先制の9号ソロを左翼席に運ぶと、2点を追う9回の第4打席には同じく今永の投じた2球目、146キロの真ん中低めの直球を振り抜き、左翼席中段にこの2本目となる10号ソロを叩きこんだ。

 これまで複数人による「両リーグ10号一番乗り」は1969年5月14日の伊藤勲(大洋)と大杉勝男(東映)、2017年5月13日のエルドレッド(広島)とレアード(ロッテ)の2人同時が2回。この日の同日3人到達はプロ野球史上初となった。プロ野球の記録上、本塁打を打った時間ではなく、日付でデータを取るため「一番乗り」は3人となる。

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