ソフトB栗原 阪神・大竹との対戦熱望「何とか打ちたい」

[ 2023年5月30日 07:10 ]

ソフトバンク・栗原陵矢
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 「日本生命セ・パ交流戦」は、きょう30日に開幕。各チームが1カード3試合ずつ18試合を戦う。過去8度の優勝(最高勝率含む)を誇るソフトバンクは、4年ぶりの頂点へ中日をペイペイドームに迎え撃つ。両リーグトップ31打点の栗原陵矢内野手(26)は6月16日からの阪神戦(甲子園)で、昨季までチームメートだった大竹耕太郎投手(27)との対決を熱望。今季6勝無敗左腕攻略の“秘策”も明かした。

 パ・リーグ打点王の栗原が2年ぶりの交流戦で虎退治、そして大竹撃ちに照準を定めた。28日のロッテ戦では9回に6号3ランで一発締め。両リーグトップを走る31打点の勢いそのままに対戦希望投手を問われると、セ・リーグの首位を走る阪神の左腕を挙げた。

 「やっぱり大竹さんやないですか。ずっと勝ち続けているし、防御率も凄い。まだ良くなっていくと思うし、何とか打ちたいなと思います」と笑った。

 大竹は昨オフの現役ドラフトでソフトバンクから阪神に移り、ブレークした。ここまで両リーグトップの6勝(0敗)。規定投球回未到達だが、防御率は0・40。捕手入団した栗原は「何度もバッテリーを組ませていただいた。改めていい投手と思う」と称える。

 阪神とは交流戦の最終カード、6月16日からの3連戦(甲子園)で対戦。大竹とぶつかるかは未定だが、事前の作戦は用意している。「いつも(大竹の)インスタを見て“いいね”を押している。油断させて打ちたいと思います」と“ヨイショ作戦”を明かした。

 22年の交流戦は9勝9敗で4位に終わった。昨年3月末の試合中に左ひざ負傷し4月13日に手術した栗原は不在。交流戦の開催中は「手術後、トレーニングして退院してちょっとくらい。外に出られる喜びを感じていました」。あれから1年。17年6月13日の巨人戦でプロ初出場した舞台で、1年前とは全く違う姿を見せる。

 21年の交流戦は全試合出場で打率・268、3本塁打、9打点。アーチの1本が6月4日の甲子園での阪神戦だった。「甲子園は独特で雰囲気はありますけど、いいイメージで行きたいですね」。優勝賞金は3000万円。大竹撃ちから阪神に快勝し、19年以来4年ぶりの優勝となればリーグ再開にも弾みがつく。「交流戦の結果はリーグに直結するし、勢いも変わる。何とか上位、優勝できたらいいです」。そのためには栗原の打点、勝負強さは不可欠となる。 (井上 満夫)

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