ヤクルト11連敗…球団史上8度目の悪夢 村上3三振、8安打1点…遠いホーム 石川は万波ソロ2発に沈む

[ 2023年5月30日 20:54 ]

交流戦   ヤクルト1―2日本ハム ( 2023年5月30日    エスコンF )

<日・ヤ>8回、空振り三振に倒れベンチに下がる村上(撮影・高橋 茂夫)
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 ヤクルトが球団史上8度目、2019年の16連敗以来4年ぶりとなる11連敗を喫した。

 勝利へ、2回に先制点を奪った。先頭の4番・村上が相手先発左腕・上原からチーム初安打となる強烈な中前打で出塁すると、サンタナが四球で出塁。続くオスナは遊飛、浜田は空振り三振に倒れ無死一、二塁のチャンスがあっという間に2死に。しかし、8番・中村が四球を選び満塁にすると、9番・長岡が上原の投じた3球目、外角低めのスライダーをうまく捉えて中前に運び、三走・村上が先制のホームを踏んだ。二走・サンタナも本塁を狙ったが三本間で挟まれタッチアウトとなり1点止まりだった。

 今季5度目の先発マウンドに上がった43歳・石川が力投を見せた。3回まで毎回安打を浴びながらも得点は許さず。10連敗中のチームをベテラン左腕が引っ張った。だが、4回に先頭の万波に両リーグ最速となる10号ソロを許し同点に追いつかれると、6回に再び万波に2打席連発となる11号ソロを打たれ勝ち越しを許した。それでも点差は1点。相手先発の29歳左腕・上原は6回でマウンドを降りたが、石川は7回のマウンドにも上がり無失点で抑え、味方の援護を待った。8回には2番手・木沢が暴投などで2死一、三塁のピンチを招くも得点は許さず。

 しかし4番・村上が3三振するなど8安打を放つも最後までホームが遠く、1―2のままゲームセット。交流戦でも流れを変えることができず球団史上8度目となる11連敗となった。力投を見せた石川は今季3敗目(1勝)。31日を前に5月だけで借金10となる23戦6勝16敗1分けで借金は12まで膨らんだ。

 ヤクルトの最多連敗は、セ・リーグ記録となる1970年8月4~25日と2019年5月14日~6月1日に2度記録した16連敗。1950年と2017年に14連敗、1965年に13連敗、1970年に2度11連敗している。ちなみに、11連敗以上した過去7度は全てシーズン最下位だった。

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