栃木の150キロ右腕に4球団スカウト熱視線「馬力ある」 白鴎大足利が7年ぶり関東大会出場

[ 2024年5月3日 13:32 ]

春季高校野球栃木県大会準決勝 ( 2024年5月3日    白鴎大足利5―1国学院栃木 )

9回に148キロをマークするスタミナを見せた昆野(撮影・柳内 遼平)
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 白鴎大足利が準決勝で5―1で国学院栃木を下し、17年以来7年ぶり9度目の春季関東大会出場を決めた。

 今秋ドラフト候補の最速150キロ右腕・昆野太晴(3年)は4安打1失点で完投勝利。最速148キロの直球を軸に8奪三振。「三振を取るよりかは変化球を使って打ち取ることを意識した。去年は決勝で作新学院に負けて、関東大会では中央学院に大差で負けてしまった。関東の借りは関東でしか返せないので、目標を達成するために誰よりも強い思いで投げることができたかなと思います」と振り返った。

 常時140キロ台の直球に100キロ台のカーブ、スライダー、130キロ台のカットボールなどを織り交ぜた。ネット裏では4球団のスカウトが熱視線を送り、オリックス・牧田勝吾編成部副部長は「思った以上に体がしっかりしていました。腕の振りが良いし、馬力がありますよ。楽しみな選手です」と評した。

 ◇昆野 太晴(こんのたいせい)2006年10月12日生まれ、宮城県利府町出身の17歳。利府小2年から利府ユニオンで野球を始める。利府中では七ケ浜シニアに所属。白鴎大足利では1年秋からベンチ入り。50メートル走6秒4、遠投110メートル。憧れの選手は西武・今井。好きな言葉は「不動心」。1メートル80、86キロ。右投げ右打ち。

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