カブス・誠也“ズッコケ”V6号 8戦5発の量産態勢 本拠ファンの笑い誘うも試合はコケずに快勝

[ 2023年5月25日 02:30 ]

ナ・リーグ   カブス7―2メッツ ( 2023年5月23日    シカゴ )

<カブス・メッツ>2回に先制の6号ソロを放った鈴木(AP)
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 ズッコケ弾だ!カブスの鈴木誠也外野手(28)が23日(日本時間24日)、メッツ戦に「4番・右翼」で出場し、2回に先制の決勝6号ソロを放った。ホームベースを踏む際に左足を滑らせてコケるハプニングで笑いを誘うも、最近8試合で5本塁打と量産態勢に突入。24日(日本時間25日午前8時40分開始)の同戦で千賀滉大投手(30)とのメジャー初対決が実現する。

 3万5958人の大観衆が見守る中、うれし、恥ずかしの一打となった。2回。先制6号ソロを放った鈴木は本塁を踏んだ際に左足を滑らせ、右膝が地面に着くほどズッコケた。球審や相手捕手も驚いて手を差し伸べ、すぐに立ち上がると照れ笑いを浮かべた。

 「前の試合では初球を振っていなかったので、初球は直球で取りにくるかなと思った」。読み通り、右腕メギルが投じた初球の94・1マイル(約151・4キロ)高め直球を強振。打球はツタが生い茂る中堅フェンスを軽々と越え、今季本拠地初本塁打となった。この回一挙4点を奪い、決勝弾となった。

 4月は本塁打1本で長打もなかなか出なかったが、最近8試合で5本塁打と量産態勢に突入している。アッパースイング気味にしていたバットの軌道を、レベルスイング気味に戻したことが奏功。「(むしろ)打球が上がる感覚が出てきた」と上り調子だ。

 24日(日本時間25日)には17年WBC、21年東京五輪で同僚だった千賀とメジャーでの初対決が実現する。日本時代は球宴、日本シリーズを含めて9打数1安打と分が悪い。試合前にグラウンドで談笑した鈴木は「デッドボールだけはやめてくださいと伝えました」と笑い、「しっかり対策を練って臨みたい」と力を込めた。

 ≪誠也VS千賀メジャー初対決≫ メッツの千賀が24日(日本時間25日)のカブス戦で今季5勝目を懸けて先発する。鈴木とのメジャー初対決を「楽しみです」と待ち望んだ。敵地リグリー・フィールドは、1914年に開場したナ・リーグ最古の球場。「球場を見渡して、歴史があるんだなと思いながら過ごした。一生懸命投げるのはどこでも変わらない」と自然体を強調した。

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