国学院大が執念のサヨナラ勝ち V打の柳舘「ホッとした」 あす第3戦の勝者が1部残留決定

[ 2023年5月25日 20:41 ]

東都大学野球 第5週第2日   国学院大2―1中大 ( 2023年5月25日    上尾 )

<国学院大・中大>9回、サヨナラ打を放った国学院大の柳舘(撮影・村井 樹)
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 一部残留への思いを込めた執念の一打だ。同点の9回無死三塁、国学院大の3番・柳舘柳舘憲吾内野手(3年=日大三)が思いを込めて捉えた打球は相手一塁手のグラブをはじいた。

 「良かった。なんというかホッとした」。サヨナラ勝ちの瞬間、柳舘は右手を掲げながら一塁へ向かい、すぐさま仲間とハイタッチを交わして喜び合った。

 勝ち点1同士の戦いは第1戦で敗れ、連敗で勝ち点を落とすと最終戦の結果次第では入れ替え戦へ回る可能性が残される状況となっていた国学院大。

 互いに譲らぬ好ゲームとなった展開は1―1の同点で9回へ。最後は鳥山泰孝監督が「心中するつもりでいる」と表現した柳舘が試合を決め、指揮官は「あの場面であのスイングができるのは素晴らしい」と称えた。

 現在、入れ替え戦へ回る可能性が残されているのは勝ち点1の国学院大、中大と同0の駒大。国学院大はあす26日に行われる第3戦勝利で1部残留を決めることができ、柳舘は「これが東都だなと思う。こういうところで楽しめる方が勝者になれる」とチームの思いを代弁した。(村井 樹)

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