青学大は勝ち点5の完全優勝で今季終了 完全Vは05年秋以来 全日本へ向け中島主将「日本一目指す」

[ 2023年5月25日 15:54 ]

東都大学野球 第5週第2日   青学大2―0亜大 ( 2023年5月25日    上尾 )

完全優勝を決めた青学大の選手ら(撮影・村井 樹)
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 青学大は全チームから勝ち点を奪う完全優勝で今季の日程を全て終了。完全優勝は同リーグでは22年春の亜大以来、青学大としては05年秋以来で、安藤寧則監督は「うちの頑張り方をしてきた成果としてこの結果が出たのは素直にうれしい」と、ここまで戦い抜いた選手を褒め称えた。

 今季は開幕戦黒星からのスタートだったが、その後は負けなしの破竹の10連勝で完全優勝を達成。第4週で06年春以来の優勝を決めており、安藤監督も「ターニングポイントは初戦です。僕はあの1敗。チームの糧としてここからいくぞと。あのゲームが大きかったと思っています」と振り返った。

 ともに今秋ドラフト候補の常広羽也斗(4年=大分舞鶴)、下村海翔投手(4年=九州国際大付)らを要する強力投手陣に注目が集まるが、今季は打線も好調で試合前までは打率トップ3を青学大勢が独占。この日の勝利を決定付けたのも、試合前まで打率2位で打点はトップタイだった3番の小田康一郎(2年=中京)だ。

 1―0の6回2死二塁で打席に立つと、低めの直球をうまく右翼線へ運び貴重な追加点。試合前まで打点10で並んでいた4番西川史礁(3年=龍谷大平安)を上回り、単独トップに。同時に西川の3冠王を阻止した形にもなったが、「(争っていたのは)分かっていた。それでもネクストから“(打点王)もってけ”と声をかけてもらえて。次の点、次の点を求めてきたチームなのでさすが先輩だなと思った」と、先輩の一声に感謝した。

 6月5日からは全日本大学野球選手権が開幕し、日本一を目指した新たな戦いが始まる。中島大輔主将(4年=龍谷大平安)は「東都代表として恥じないプレーをすることはもちろん、日本一目指して一個ずつ積み上げたい」と、次の戦に照準を合わせた。
(村井 樹)

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