東都開幕 今秋ドラフト上位候補、青学大・常広が1球に泣く

[ 2023年4月1日 19:13 ]

東都大学野球1部リーグ・第1週第1日   駒大2―1青学大 ( 2023年4月1日    ナゴヤ )

<駒沢大・青山学院大>力投する青山学院大・常広(撮影・椎名 航)
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 今秋ドラフト上位候補、青学大の常広羽也斗(はやと、4年=大分舞鶴)投手が1球を悔やんだ。最速150キロの直球と変化球を織り交ぜ6回まで駒大をゼロに抑えていたが、7回1死二塁から出村夢太外野手(2年、星稜)に真ん中直球を左越え二塁打された。ここで無念の降板に。104球の熱投は実らなかった。「先制点を与えてしまったので…。あのままゼロに抑えていれば、1―0で勝てたかもしれない」。

 昨シーズンまでの抑えから大学最終学年はエースとして先発を任せられるようになった。「(カードの)1戦目と3戦目に投げる投手がエースだと思うので…。球数をたくさん投げられる練習をしてきました」。初戦勝利こそならなかったが、得点圏に走者を置いた5、6回のピンチをフォークで三振に切り抜けるなど、随所に底力はみせつけた。

 スタンドには12球団の編成部長クラスが集結。中日の松永幸男スカウト部長は「体が柔らかいし、コントロールがいい」と話せば、巨人の水野雄仁スカウト部長も「この時期に150キロは出るし、フォークもいい」、楽天の後関昌彦スカウト部長も「ピンチになるとギアを上げられる」といずれも高い評価をつけていた。
 

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2023年4月1日のニュース