今秋ドラフト候補の大商大・上田大河が完封で関西六大学開幕戦白星発進　9球団のスカウトが視察

関西六大学野球春季リーグ第1節   大商大7―0大院大 （ 2023年4月1日    南港中央球場 ）

　＜大商大・大院大＞開幕戦で完封勝利を飾った大商大・上田大河投手（4年）
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　関西六大学野球の春季リーグが開幕した。3季連続優勝を狙う大商大は、今秋ドラフト候補の最速153キロ右腕・上田大河投手（4年）が無四死球で完封した。

　「ボールの回転数を増やす練習をしていたこともあって、最初は力んでしまった。狙ってダブルプレーが取れたのはよかったです」

　5回以降は毎回、先頭打者に安打を許す内容ながら、威力のある直球とカットボールを織り交ぜて得点を許さない。連打で招いた7回無死一、三塁ではギアを上げ、空振り三振と遊ゴロ併殺で無失点に切り抜けた。4度の併殺打を奪った効果もあり、完投に要したのはわずか95球。100球未満で完封する“マダックス”で、ロッテ、広島、ソフトバンクなど9球団のスカウト陣にアピールした。

　新チームでは志願して主将に就任した。

　「今まで（前主将で捕手の）碓井さんについていくだけだったが、全体を見ないといけない立場。落ち着いたピッチングをできるようにしたい」

　背番号「1」が示すように、チームを日本一に導く構えだ。