アスレチックス・藤浪 ほろ苦メジャー初登板初先発 大谷に適時打許すなど3回途中8失点降板

[ 2023年4月2日 05:49 ]

ア・リーグ   アスレチックスーエンゼルス ( 2023年4月1日    オークランド )

<アスレチックス・エンゼルス>3回、大谷に適時打を許す藤浪(撮影・会津 智海)
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 アスレチックスの藤浪晋太郎投手(28)が1日(日本時間2日)、本拠地・オークランドコロシアムでのエンゼルス戦でメジャー初登板初先発。順調な立ち上がりを見せたが、3回に突然乱れ、2回1/3を5安打8失点で降板した。直球の最速は99・6マイル(約160・3キロ)、防御率は30・86となった。

 立ち上がりは盤石だった。先頭のウォード、トラウトをともにスプリットで連続空振り三振。最高の形で「3番・DH」で出場した大谷とのメジャー初対決を迎えた。大谷にはカウント1-1から92・9マイル(約149・5キロ)のスプリットを選択。一ゴロに仕留め、リズムよく初回を3人で終えた。

 2回も2つの三振を含む3者凡退。しかし3回に突然、乱れた。先頭のレンヒーフォに四球を与えると、順調だったペースに狂いが生じる。1死一塁から3連打で2失点。さらに無死満塁から大谷には99・1マイル(約159・4キロ)直球を捉えられて左翼フェンス直撃の左越適時打を許した。その後も修正することができず、この回5安打に3四球を出して6点を失い、なおも1死一、三塁のピンチを残して降板。リリーフ投手もエ軍打線につかまり、8失点となった。

 同学年の大谷とは、メジャー移籍後初めての対戦。2月28日のオープン戦初登板で投げ合ったが、打者・大谷とは新人だった13年5月26日(甲子園)以来、10年ぶりの対決となった。初登板時には右翼後方のブルペンで試合前に並んで投球練習。「1個、1個すごい大げさに取り上げられますけど、別にあいさつするのも至って普通のことですし、そりゃあ試合両先発ならブルペン並んで投げるでしょうし、ごく当たり前のことなので、自分の中ではそんなに…ですかね」。一貫して自然体で歩んできた。変わらぬ気持ちでメジャー初登板初先発の舞台に立ったが、結果を導き出すことはできなかった。

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