DeNA・京田 中日に恩返しデスターシャ 遊撃手争い制し「レギュラーで出たい」 日大で自主トレ

[ 2023年1月14日 05:00 ]

ティーバッティングを行う京田(撮影・河野 光希)
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 昨年11月にトレードで中日からDeNAに移籍した京田が、レギュラー定着を誓った。千葉県習志野市内の日大グラウンドで自主トレを行い、開幕スタメンに向けて「そこを目標に、ショートでレギュラーで出たい」と決意を新たにした。

 日大から16年ドラフト2位で中日に入団し、新人王を獲得した17年から5年連続で100試合以上に出場。しかし、昨季は43試合、打率・172、3本塁打、8打点と低調に終わり、5月4日のDeNA戦では立浪監督に「戦う顔をしていない」と2軍降格を告げられた。悔しさを胸に刻み「中日関係者にも“このトレードは良かった”と思われるのが恩返し」と語る。新天地での大和、森らとの正遊撃手争いへ「守れなかったら終わり。守備は一番長く練習している」と、復活に向けて闘志をたぎらせた。

 古巣相手に活躍することも恩返しになる。思い描くのは中日戦で本塁打を放って、DeNAの定番パフォーマンス「デスターシャ」を繰り出すことだ。「やりたい。ドラゴンズ戦で三塁ベンチに向かって」。2月25日のオープン戦初戦で対戦が組まれており、出場に意欲を示して「ちょっと今年の京田はやばいな、と思ってもらえるような活躍ができれば」と目を輝かせた。

 練習メニューを終えると「久々のテレビ(取材)」と照れ笑い。オフはグリップの位置を下げるなど打撃フォームの改良にも取り組んでいる28歳は「勝負の年。(春季キャンプは)100%でガツガツいく」と力を込めた。その気迫は、25年ぶりのリーグ優勝と日本一を狙う三浦DeNAを押し上げる活力になる。(大木 穂高)

 ▽デスターシャ ゲーム実況YouTubeチャンネル「サワヤンゲームズ」配信者のサワヤン兄弟が行う決めポーズ。2人は在日ウクライナ人で、ウクライナ語で「デスター」はリスナーを意味し、喜びを表す「シャ」を組み合わせたとされる。DeNAでは牧、佐野、桑原らゲーム好きな選手を通じて、一体感を高めるためのパフォーマンスとして浸透した。

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