藤浪 アスレチックスでは背番号「11」希望 尊敬するダルビッシュと同じ番号で、いざ出陣!

[ 2023年1月14日 01:45 ]

藤浪
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 阪神からポスティングシステムを利用し、米大リーグのアスレチックスと1年契約で大筋合意した藤浪晋太郎投手(28)が、背番号11を希望していることが13日、分かった。阪神時代の「19」が既に埋まっていることもあり、憧れを抱くパドレス・ダルビッシュ有投手(36)の番号をつける可能性が出てきた。現地時間12日(日本時間13日)に行われたメディカルチェック(医学的な身体検査)では、異常が見つからず、無事に通過したため近日中にも入団が正式発表される。

 古くは村山実(阪神)、斎藤雅樹(巨人)、近鉄時代の野茂英雄ら、日本球界ではエース格が11番を背負ってきた。近年では、日米4球団でつけたダルビッシュが最も有名だ。現在進行形でメジャーのトップクラスに位置するその右腕を尊敬するのが藤浪。契約が大筋合意に至ったアスレチックスで、背番号11を希望していることが判明した。

 卓越した投球理論、トレーニング理論を持つ8歳上のダルビッシュを慕って、過去に合同自主トレに参加したことがある。17年は都内で、18年は米国テキサス州へ押しかけた。2度目の参加が、今回の米大リーグ挑戦を志す直接の引き金になった。

 「環境、米国の雰囲気に刺激を受けた。そういうところから気持ちが傾いた」とは、昨年9月にポスティングシステムでのメジャー移籍を表明した際の言葉。阪神でつけた19番は、昨季9勝13敗のエース格、左腕のアービンによって埋まっていたことで、自然と空席の「11」に心が引かれた。

 アスレチックスとの最終交渉のために日本時間11日に渡米し、現地時間12日に球団のメディカルチェックを受けた。肩やひじなどに異常は見つからず、近日中に同チームから入団が正式発表される。

 160キロの直球、140キロ台後半のスプリット、切れ味鋭いスライダーを操る右腕は、先発が手薄なチームで重宝される可能性が高い。同じア・リーグ西地区のエンゼルス・大谷との直接対決にも関心が高まる。大阪桐蔭時代の12年に甲子園で春夏連覇を果たし、阪神でも活躍した甲子園の申し子が、野球の本場を沸かせる日は近い。

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2023年1月14日のニュース