巨人・亀井コーチ 引退セレモニーで涙、涙だった名スピーチに残る“後悔”「余計なこと言っちゃった」

[ 2023年1月14日 20:35 ]

巨人・亀井打撃コーチ
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 巨人の亀井善行打撃コーチ(40)が14日、ニッポン放送「ラジオペナントレースNEXT powered byニッポン放送ショウアップナイター」(土曜後5・50)にゲストとして生出演。2021年限りで現役引退した際、セレモニーで口にしたコメントについて後悔している部分があることを明かした。

 「まるごと!ジャイアンツSP」と題して生放送となったこの日、井森美幸(54)ら熱烈な巨人ファンのタレントが集結するなか、山口鉄也投手コーチ(39)とともに登場。「亀井コーチに一人前にしてほしいと思う選手」というテーマで、井森から「(2021年シーズンの)27試合連続安打でしたっけ?あれ見た時にかなりセンスのある選手かなって思ってたんで。去年のシーズンはなかなか1軍に上がる機会がなかったんで。才能の塊(かたまり)のような気がして…」と松原聖弥外野手(27)の名前が出た時だった。

 「やっぱ、そうですよね。そう見えますよね。そうなんですよね」と井森の思いを優しい声で受けとめた亀井コーチ。そして、「僕、引退の時に余計なこと言っちゃったかなーと思ったんですよ」と“後悔”を口にした。「だけど、やっぱり凄く“この子がレギュラー獲るんだ”って思ったんですよね。彼が外野にいるから僕も安心して辞められるっていうのもありますし。そういう期待もあってね。ああいうこと言っちゃったんですけど…」。

 言ってしまった引退セレモニーでの“余計なこと”とは涙、涙で感動を呼んだ名スピーチの終盤。「最後になりますが、心技体そろわないとこのプロの世界では通用しない。身に染みて感じました。若い選手たちには心技体全てにおいて強い選手になってほしいなと願っています」としたうえで「(吉川)尚輝!ポジティブに頑張れよ。(松原)聖弥!アンタは天才だから。もうちょっとだけ、頭つかっていけよ」と話した部分だった。

 「実際、野球って頭使うんで。駆け引きとか、ああいうこともレギュラー獲るには必要なことなんで。ガムシャラにやるだけだと、なかなかこう…次につながらないというか。なんかこう…きっかけ?があって。で、また伸びていくっていう感じなんでね…。ガムシャラにやるだけじゃちょっと…。僕も経験しているんで。1年レギュラー獲って、2年目さぁ、3年目レギュラー獲ろうっていう時に松原みたいにガターン!と落ちた時期もあったんで。だから凄く似てるんですよね。全く似てるんですよ」と自身の若手時代を重ね、昨季は背番号9も託した松原に思いをはせた。

 「だから、まだまだ僕は期待したいし」と亀井コーチ。ここで井森が「ぜひお願いしたいんですよ」と改めて願いを口にすると、亀井コーチは「でも、(そう)言ってるまにもう28、29歳ですからね…」と今月26日に28歳の誕生日を迎える松原の年齢にも言及。「また外野手たくさん入ってきましたからね。また、そこの争いだと思うんで。本当に頑張ってほしいなと思いますけどね、はい」と松原にエールを送っていた。

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