名手・鳥谷敬氏が「ムカつく」と言った阪神時代の練習とは?

[ 2023年1月14日 15:55 ]

 阪神・久慈コーチから指導を受けた阪神時代の鳥谷の守備
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 野球評論家の田尾安志氏が14日、自身のYouTube「TAO CHANNEL」を更新。ゲストの阪神・久慈照嘉内野守備兼バントコーチ(53)が、教え子の名手・鳥谷敬氏(41)が「ムカつく」と表した地道な練習を明かした。

 自身も名手で有名な久慈コーチは、若い時代の鳥谷氏を指導する際「一番難しいのは正面の緩いやつ(打球)。足使って捕りに来るということさえやれば両サイドは楽だから」と教え込んだという。

 早大からドラフト1位で鳴り物入りで阪神入団し、正遊撃手をつかんだ鳥谷氏だが、久慈コーチは正面の緩い球を足でさばく反復練習をしつこいくらい課した。

 すると昨年、現役引退した鳥谷氏が阪神の取材に訪れ、「久慈さんの捕れそうで捕れないやつ、ムカつくだろ?」と笑って話し、「面倒くさいしだるいけど、それ(久慈さんのノック)をやっておけよ」と、後輩の中野らに伝えたという。

 田尾氏も「案外、正面(の打球)は難しい。(久慈コーチは)確かに足で投げていた」と、うなずいていた。

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2023年1月14日のニュース