巨人・亀井コーチ “愛弟子”ウォーカーからオフに届いたもの明かす 補殺は「凄い鳥肌」「感動もん」

[ 2023年1月14日 19:45 ]

巨人・亀井打撃コーチ
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 巨人の亀井善行打撃コーチ(40)が14日、ニッポン放送「ラジオペナントレースNEXT powered byニッポン放送ショウアップナイター」(土曜後5・50)にゲストとして生出演。微笑ましい“師弟愛”が昨季大きな話題となったアダム・ウォーカー外野手(31)への思いを語った。

 「まるごと!ジャイアンツSP」と題して生放送となったこの日、井森美幸(54)ら熱烈な巨人ファンのタレントが集結するなか、山口鉄也投手コーチ(39)とともに登場。井森から「ウォーカー選手への守備のサポートを聞きたい。私、泣けましたよ、あのバックホーム」とお願いされると「あれね…」とまずは優しい声で受けた。

 昨季加入したウォーカーは開幕から守備に難があるとされてきたが、2021年限りで現役を引退して外野守備兼走塁コーチに就任していた“名手”亀井コーチとの連日の特訓が実を結び、昨年6月28日の中日戦(山形)で走者の本塁生還を2度に渡って阻止。来日初補殺から一気に2つ記録した。2つ目は中継に入った遊撃・坂本を見つつも果敢に直接バックホーム。山なりだったもののノーバウンド送球で二塁走者を見事アウトに仕留めた。

 このシーンについて問われた亀井コーチは「あれ、凄い鳥肌立ちましたよ、僕。感動もんでしたね」とうれしそうに回想。井森に「テレビの前で号泣でした、アタシ」と言われると、「泣いちゃったんすね」と再び優しい声を返した。そして、「最初に見た時は大変でしたけどね。でも、物語があってね。最初あんな感じからね、スタートして。“1年間で1回、なんとか補殺しようじゃないか”っていう話をしてたんですよ。それであれだから。僕の感覚でもちょっと早くに刺しちゃったからあれですけど…。もうあれはね。もう感動でしたね、ほんっとうに。ちょっときれいな補殺ではなかったんですけど、刺したことに意味があるというとこで、彼もステップアップしてると思うし」と続けた。

 指導を受けている時のウォーカーの態度については「素直、素直。メチャクチャ素直ですね。練習も凄くするし」とした亀井コーチ。性格もナイスガイで「独立リーグ出身なんでハングリーさはやっぱりありましたよね」とし、今後の伸びしろについても「まだまだあるんじゃないですか」と続けた。ウォーカーからは自分のスローイングを「見てくれ」とばかりに映像が送られてきたそうで「向こうでも一生懸命練習してるんです」とオフに米国へ戻ってからも練習を欠かさない真面目な姿勢にも触れた。

 昨季終了後も日本に残り、秋季練習にも参加していたウォーカー。「ああいうところも人柄っていうかね。うまくなりたいって気持ちが強いですから」。お互いなんと呼び合っているかとの質問には「僕はアダムですね」とし、ウォーカーからは「なんて言われてんですかね。声ちっちゃいんですよ、彼」とまさかの聞き取れていないという事実も告白。日本語については「勉強しているみたいですよ。にやけながら日本語言って来る」とも楽しそうに明かしていた。

 その後、再びウォーカーに触れた際には、今季は外野守備コーチではなくなるため「鈴木尚広コーチにお任せして」とした亀井コーチ。「こんなこと言ったらあれですけど、ラミちゃんも守備…ね。アレでしたから」とちゃめっけたっぷりに13日に殿堂入りしたばかりの元巨人、アレックス・ラミレス氏(48)の名前を挙げて期待を寄せていた。

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