ロッテ・松川 判定騒動の裏にあった審判への敬意 スイングアピールでもにじみ出る手の動きとは

[ 2022年12月15日 20:31 ]

ロッテ・松川
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 ロッテの松川虎生捕手(19)が、15日放送の読売テレビ「朝生ワイド す・またん!Zip!」(月~金曜前5・10)に生出演。球審との判定騒動を振り返る一幕があった。

 大阪府阪南市出身で、市和歌山からドラフト1位で入団した松川は、球団史上初となる高卒新人捕手の開幕スタメンを奪取。4月10日のオリックス戦では、佐々木朗とのコンビで完全試合を達成。「プロ野球における完全試合を達成した投手と捕手の最年少(合計年齢38歳330日)」としてギネス世界記録にも認定されるなど、躍進の目立った一年だった。

 そんな松川といえば、佐々木朗が球審の判定に不服な態度を出した際に、2人の間に入って制したことでも有名。あの日の出来事として話せる範囲で、と番組で質問されると、松川は「僕はとっさに体が動いたんですが」と振り返り、白井球審から「なんや」と聞かれた際に「あれ、ボールです」と判定が正しかったことを第一声でアピールしたという。

 さらに松川は、塁審に打者のスイングをアピールする際も、指さすのではなく、手を広げて“どうですか”という謙虚な姿勢を貫くことも話題に。これにも「昔からやっていると思います」と、常に審判に対して敬意をもって臨む姿勢が垣間見え、同局の立田恭三アナウンサーも「育ちの良さですよ。人を指さしてはいけないという」と感嘆していた。

 一方で、19歳の素顔も見せた。先日の契約更改で、高卒2年目野手としては史上最高額となる年俸2400万円でサインしたことについて、昇給分の使い道を聞かれると「ゴルフをするので」とゴルフ用具を買いたいとニッコリ。今年から始めたばかりで「全部スライスします」と腕前については苦笑いした。また、来季の目標については「初ホームラン」と色紙に書き、「どんなホームランでもいいので、スタンドに入れば」とプロ初本塁打を挙げていた。

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2022年12月15日のニュース