阪神2軍新施設は「創エネ」&「省エネ」球場 二酸化炭素の排出を実質ゼロに 25年2月に移転

[ 2022年12月15日 05:15 ]

阪神のファーム施設が移転する尼崎市小田南公園 「セロカーボンベースボールパーク」 イメージ図(阪神電鉄、阪神タイガース、尼崎市提供)
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 25年2月に阪神のファーム施設が移転する兵庫県の尼崎市小田南公園について、阪神電鉄、プロ野球・阪神、尼崎市は14日、二酸化炭素の排出を実質ゼロとする「ゼロ カーボン ベースボール パーク」として整備、運営をすると発表した。

 室内練習場や選手寮兼クラブハウスの屋上、野球場のバックスクリーン背面に太陽光パネルを設置して発電。新しい野球場で想定される年間の電力使用量の約80%にあたる年間約73万キロワットを「創エネ」し、備えた蓄電池を活用することで、生み出した電力を自家消費する。また、「省エネ」にも注力。屋根や壁に高性能断熱材、高効率空調機、昼光センサー・調光機能付きLED照明、高効率型モーターによる換気設備などを採用する。「創エネ」と「省エネ」により、年間の二酸化炭素排出削減量1000トン以上を見込む。脱炭素関連の認証取得も目指す。

 収容4000人のメイン球場、サブ球場、室内練習場と選手寮を建設する予定の若虎の新しい拠点は地球に優しい未来型の施設として産声を上げることになる。

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2022年12月15日のニュース