人的補償で西武移籍の張奕「感謝の気持ちしかありません」

[ 2022年12月15日 11:49 ]

オリックスの張奕
Photo By スポニチ

 西武は15日、フリーエージェント(FA)権を行使してオリックスに移籍した森友哉捕手(27)の人的補償として、張奕(チョウ・ヤク)投手(28)を獲得したことを発表した。

 台湾出身の張奕は日本経大から2016年育成ドラフト1位でオリックスに入団。当時は外野手だったが、プロ入り後に投手に転向して19年に支配下登録された。最速157キロ直球と落差のあるフォークを武器に4年間で44試合に登板し、通算4勝9敗3ホールドをマーク。今季は15試合に登板し、防御率2・38と安定感を示していた。

 同投手はオリックス球団を通じてコメントを発表。「今回の話を聞いた時は、ただただびっくりしたというのが、素直な気持ちです」としながらも「オリックスに入団してから約6年間、いろいろな方々にお世話になりましたし、選手、スタッフ、そしてファンのみなさんには感謝の気持ちしかありません。ファンのみなさんの温かい応援が本当に自分の力になっていたので、新天地でも応援していただけたら、うれしいです」と意気込みを示した。

 平良の来季からの先発転向を受け、中継ぎ強化が急務だった西武にとっては、貴重なリリーフの一枚を補強した形。「自分を選んでいただいたライオンズで活躍することが恩返しになると思いますので、これからも全力投球で頑張ります」と決意を新たに、新天地へと向かう。

続きを表示

2022年12月15日のニュース