楽天・島内 複数年契約中なのに…来年FA懇願 年俸下げても契約1年短縮要望

[ 2022年12月15日 05:30 ]

契約更改を終えて、思いを語る楽天・島内
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 楽天・島内が球団に異例の直訴を行った。契約更改交渉に臨み、現状維持の1億2000万円プラス出来高払いでサイン。交渉の席で「来年できればFA(フリーエージェント)権を行使させてほしいと言いました」と明かした。

 来季が4年契約の3年目だが、来季FA権を行使できるように、年俸を下げてでも契約を1年短縮することを要望。「さすがにOKはもらえなかった」としたが「金額とかではなく、違うユニホームを着てプレーしたいという気持ちが少なからず出てきた。自分の中で覚悟はある。来季が終わってからまたゆっくり話し合いたい」と来オフも改めて契約の見直しや、FA権行使などを求める意向を示した。

 今季は主に4番として142試合で打率・298、14本塁打、77打点。昨年の打点王に続き、161安打で最多安打のタイトルを獲得。ベストナインにも初選出されたが「モチベーションのところがでかい。年俸もあまり上がらないし、何のために頑張っているのだろう」と胸中を吐露。球団側はあくまでも複数年契約の最中としているが、活躍に応じた報酬を得られるように新たに出来高の項目を増やしたという。球団幹部は「これからも話し合って、選手にとっても球団にとっても良い方向を探していきたい」との考えを示した。

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2022年12月15日のニュース